写真用語辞典

写真用語辞典 ま行

写真用語辞典

ま行

マイクロ写真
極度に縮小したスケールで写真をつくるプロセス。文書の縮写、ICやLSIの製造に利用される。通常超微粒子フィルム、乾板が使われ、フィルムの場合は16、35、70、105mmロールフィルムのほか、シートフィルム(マイクロフィッシュ)がある。ネガ、ポジフィルム、ペーパープリントの形で使い、拡大して読み、また焼付ける。リーダーで読んで、必要個所を電子写真と組合わせて、すぐ拡大コピーとして得るリーダーブリンターがある。
マイクロドライブ
IBM社が開発したCFカードのタイプ II(縦36.4×横42.8×厚み5.0mm)に準拠した小型のハードディスク。記憶容量は340MBから4GB。CFカードに比べ、消費電力が大きいのがデメリット。なお一部のデジタルカメラでは使えない場合もある。
密着印画
原板と印画紙(場合によっては生フィルム)を密着して露光し、現像処理して得られた印画。
密着(焼き)用印画紙
写真の陰画(ネガ)と密着させて露光し、現像定着処理して陽画(ポジ)を得るときに使用する印画紙で、塩化銀乳剤が多く使われるが、感度が高い塩臭化銀乳剤も使用される。前者が別名ガスライト印画紙で、後者がクロロブロマイド印画紙である。
ミレッド
micro reciprocal degreeを略したもの。色温度の逆数の10の6乗倍。ミレッド値で同一量の相違は、色を目で見たときの同一量の違いに相当する。同一の色温度変換フィルターは、高い色温度の光にも、低い色温度の光にも、同一ミレッド量の変化を与える。
MB(メガバイト)
情報量の単位で記号はMB。1MB(メガバイト)は1,024KB(キロバイト)。
メモリーカード
画像データを記録しておく媒体のこと。デジタルー眼レフで主に使用されるされるCFカードをはじめ、コンパクトデジカメでは、SDカード、xDピクチャーカード、スマートメディア、メモリースティックなどがある。
メモリーカードリーダー
パソコンのUSB端子やIEEE1394端子などに接続してメモリーカードの読み書きを行う装置。撮影データをパソコンなどに転送する際に使用することが多い。ほかにパソコンのPCカードスロットに直接接続するタイプの「PCカードアダプタ」もある。
モアレ
網点で構成されている画像を重ね合わせると、規則的な模様が現われ、像が見にくくなる。多色刷りではモアレが出やすいので、スクリーン角度を各版ごとに変えて、モアレの出現をできるだけ低くしている。
モノクロ
モノクロという言葉は単色画あるいは単色写真(monochrome)の意味であり、光が当たったところと当たらなかったところの差を1つの色の濃度変化のみで区別させる写真や感材をいう。しかし通常、モノクロ写真の代表である黒白写真の代用語として日本では使われている。しかし、単色のという意味でのモノクロはMonochromaticなる米語である。
モノクローム写真
単色の写真、一般には黒白写真のこと。
モンタ−ジュ写真
複数の異なる写真をつなぎ合わせて作製した写真。人相の合成などに利用される。