がんばれ銀塩プリンタ
ガンバっている銀塩プリンタの機械守に向け情報発信します
フィルムを使う心構え
2007-12-03 18:57:21
フィルムを使うという事。
日本には四季があり、四季の中でその太陽が醸し出す色合いがあります。日本では秋冬は地球の地軸の傾きとも関係して、太陽が低く当たる為に色味も変化します。夏場と違い、秋冬の朝夕はより、その特徴が現れます。アンバー系が強く表現されます。
コントラストを高めたいのであれば、PLフィルターでフィルムに記録を残すべきです。
また、長時間露光での相反則不軌を理解しなければなりません。
各メーカーのフィルムの特徴を理解して低感度か、高感度か、微粒子か粗粒子か、選択して使うべきです。
一般的にISOの感度が低ければ、粒子は細かいですし、感度が高ければ、素粒子になります。
プリンと作業をする立場から言いますと、使用しておりますプロセッサーは厳密に言いますと、同時プリント24EX,36EX
焼き増し6分の1では微妙に変化しますので、目視し、色合いの調整を数値で反映させますがあくまでもアナログになります。
デジタルデータのフォトショップで数値的コントロールはフィルムの場合とは連続したプリントでは難しい場合もあります。
例えば、結婚式の黄色ぽい色調と室内の蛍光灯、日中撮影がミックスして1本のフィルムに入っていて同時プリントする場合
補正を上手に掛けなければなりません。
全体をある一定の色調が好きだからといって、その色調に変えることができてもその場の空気感、雰囲気、が取り込まれませんから
何とも、白い壁を写した時、例えば、黄色がかったり、青みがかったりしますので、自然ではなくなってきます。
白黒写真にしても、黒の表現で冷黒調,温黒調というように黒一つとっても呼び方があります。
毎日TVでコントラストの強いデジタル映像にならされ、デジカメのホワイトバランスの設定で見ているとフィルムを使った場合の
違和感が生まれるかもしれません。
その環境を理解した上で、フィルムを使うという、工程上、化学反応で仕上がったケミカル加工でフィルムをプリントして楽しむという行程や、フィルムにハロゲンランプからの光を印画紙に露光し、写真を仕上げている。という心構えも必要かもしれません。
お客さんから今、聞いたのですが...
2007-06-24 05:43:08
お客さんから今、聞いたのですが,ショックで帰って食事をつくる気がしないと突然言われました。どうされたんですか?と尋ねたところ出産からケータイで撮り続けた800枚の写真がいっぱいになり消えて無くなった。という事のようです。miniSDに保存してなかったのですか?と尋ねたところフォルダーを4つに分けていたので,いっぱいになった時点でSDに保存されると思った。
何も知らない赤ちゃんがニコニコベビーカーの中で笑っていました。
ご本人にとって本当に大切にしていた物が一瞬にして消えてなくなったのですからショックでしょう。撮ったら何処に保存して取り出す方法と保存のあり方も考えておくべきでしょう。
プリントにして残すか,データを確実な保存方法で保存することをお奨めします。
過去にもドラマチックな場面に遭遇することがありました。『このフィルム大切なので、何とかして下さい』etcです。山好きのお客さんが下山途中で沢に滑落し、事故死しました。カメラごと水没してフィルムが残され最後に何があったのかを知りたい。というものでした。一般論ですが、フィルムのレスキューをする場合、判断基準としては、ぬれたあと完全に乾燥した状態であれば、難しいということです。フィルムマガジンの中で、フィルムがくっいていて無理に剥がしても画像の保存が出来ません。
トラブルのあるネガは理由を記入して、メーカーの基幹ラボに送る事がほとんどだと思います。現像処理から戻っても結果は散々な物になっていると思います。時間との戦いなので、即断するしかありません。怖いのはふやけた状態のフィルムで、乳剤が剥離し現像機内でラックの細部に入られたら、お手上げ状態になります。薬液交換とかそれを考えてもぞっとします。
フィルムの挿入口から現像液に入るまえにゴムローラーがあり、乳剤が剥離しローラーに付着しても、あとあとのメンテナンスがこれまた大変な事になります。
救済方法ですが、暗室で濡れたフィルムを吊し光と熱でカブリを起こさないようにして、乾燥させる事、クランク型のトンネル状の物を用意し、適度な温度で速やかにハンドドライヤー(光が漏れないように加工したもの)で乾燥させ、2B用のマガジンに詰め替えて現像します。この方法で何度も救済しました。しかし,あとのフリントは1度水とか海水とか、を潜っている訳ですから、
細心の注意が必要です。兎に角、焼きずらいのはトラブルネガですから。お客さんにみせると、何ら遜色がないと言われる事が多いのですが。
97年から画像の布転写で...
2007-06-16 16:18:02
97年から画像の布転写でネットショップを開始しましたのでデジタル関連転写10年になりました。一昔を語ってもしょうがないのですが、ユーザーの意識も随分変化しており、証明写真撮影
をみても、3つの選択肢を提案しておりますが、価格という1番利用者が迷う内容が含まれますので、差し引いて考えなければならないのですが、フィルム撮影かデジタル撮影かを選択してもらいますが、ほぼフィフティフィフティになります。デジタルがここ半年で随分抵抗が無くなっているのでしょうか?1000万画素で良い品質設定で撮影はしていますが、出来上がったものをみて
綺麗ですねっていいます。満足度が高いのです。この価格なら綺麗なのか、深読みしても切りがないのですが、あらゆる物がデジタル化され保存されています。そこでタイムスリップして考えてみて下さい。
30万画素程度のデジカメのデータを大切にCD-Rに保存しておいても、DVDに移行していますので、いつまで、CD-R自体を見る事ができるのか?昔の15cmの正方形のフロッピーのように、見られなくなる日?いまのPCでは業務用位でなければ3.5inchフロッピーがついていないタイプがほとんどです。デバイス機器が製造を中止したり、30万画素のデジタルデータのクオリティが記録されている内容を別にしてもカシオのQV10で沢山撮影保存している人は節目節目でデータの書き換えをして保存しているのでしょうか?煩雑な作業でしかも、画像の品質もあまりよくない、手間もかかる。その当時にネガで保存している人と比較した場合の10年目の分析をしたならば、コニカミノルタのデータを信ずるならば?ネガは60年保存性があれば安心です。
ネガは利用者のレベルにかかわらず、結構なクオリティで記録できるのです。
デジカメがまだ出始めの頃から...
2007-06-16 16:17:25
デジカメがまだ出始めの頃からプリントの画素の比較から言ってフィルムの方が微粒子であることにユーザーが気がつくだろうと思っていました。この7年間でデジカメのメーカーによって広告に費やされた費用は計り知れません。繰り返し手をかえ品を代え言い続けられればこれだけ各メーカーが言うのだから事実だろう?と思い込むのでしょうか?日本型の赤信号みんなで渡れば怖くない
式の300dpi〜400dpi程度でLサイズは問題ないとこの規格を決めたところに問題があるのだと感じて、サイトを通じて私は10年前から言い続けている訳です。はじめから、フィルムの銀塩プリント品質超えを規格にして、いれば今ほど問題にはならないし、DVDデータをリサイズしてプリントしなければならないことも起きなかったのではないだろうか? 600dpi〜800dpi程度からスタートしていれば第2世代に既に変われたのではないかとも考えます。
愚者は語り賢者は語らず....
2007-06-16 16:16:18
愚者は語り賢者は語らずと昔から言う通り、典型的な愚者タイプで、二律背反的にモノを見て仕舞う。
・フィルム対デジタルというように?
どんどん縮小してゆくマーケットで、そのような対立軸では何も発展性はない。そのフィルム側に現在も立っている。
・フィルム対デジタルの構図であっても、現場の我々当事者が知っていても、顧客には興味を持ってもらえない事がある。
・専門的な事実が顧客には興味がない。だから踏み止まって見ないパス(通過点)してしまう。
・カメラメーカーやフィルムメーカーがカメラメーカーである為、市場でデジタルを売ろうとする時、フィルムの良さは邪魔な存在であったと見ている。
・しかし、写真好きにとっては、粒子や粒状性の事は避けては通れない事実である。
・なぜなら一般的に一番流通しているLサイズの写真においてフィルムISO100で800万画素で6月にコンパクトデジカメで1260万画素のデジタルカメラが販売されているがデータ量が増してもデジタルプリントでは150万画素にしかデータが足切りされている事実すら知らない人が多い。
・綺麗な写真が出来ると思いピクセル数の多いデジカメを買い求めてもLサイズ程度であれば反映されないという事実。
・ライトジェット&ラムダ海外メーカーは製造しているこれは大判で期間もかかり外食の表現スローフード&ファーストフードのようです。
―はじめに―
2007-03-24 17:56:45
20世紀中にほぼフィルムに光を当ててプリントする銀塩ペーパープロセッサーは製造をやめました。
PSE法という天下の悪法が施行され、フィルムからの銀塩プリンタも時が経ち老化しています。
パーツに関しても、ないものも出てきています。
市場も激減していて風前の灯火という状態です。
灯台守という人が灯台にいました。毎日レンズをみがき機械の保守をしている人のことです。日本最後の灯台守も無人化でなくなったことが先日、ニュースになっていました。
ミニラボの周辺の人のことを機械守と言われたりしていました。朝は始業点検、モーニングセットアップをしてプリント作業をし、仕事が終わると終業点検をし、現像液を水で流し、ターンガイドを水につけ翌朝まで水にひたしておく。これが日課です。
多くのミニラボでは2台の機械をセットで設置していて、フィルムプロセッサーとプリンタープロセッサーがあります。両方機械の現像液の維持管理、廃液の処理etc、周辺の雑多な仕事があります。
写真の担当セールスから今月で3件が店を閉めましたと告げられました。
アサヒカメラ3月号ではフィルムカメラ30機種になってしまったとあおるだけで、気概をもって現場で日々銀塩写真にこだわりを持っている人がいることすら何もふれられていない。只、数値としてのデータとして扱われているのみなのだ。
市場原理主義の名のもとにエコロジーとか、利用者にとっての真のプリント品質の価値が問われぬままに、フィルムからの銀塩文化が消滅しようとしている。
このブログではガンバっている銀塩プリンタ=の機械守の人たちに向け、情報発信と銀塩好きのフィルム愛好諸氏にご意見を頂ければ幸いです。