銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

2008年雑感の続きです。

2008.12.21

今年メラミンが中国で牛乳に混入されるという事件がありました。世界的なNEWSになり被害を受けた人はお気の毒だと思います。体の中に入れてはいけません。この白いメラミン樹脂は19さんの液中ラックの汚れの確認には大変有益な素材です。

ペーパープロセッサーの液中ラックを暗室の流し台に移動させ、たっぷり水をしみ込ませたメラミン樹脂でローラーの汚れをチェックするのに便利です。

プラスチックのローラーの汚れを除去するのにも大変便利です。しかし対になっているゴム製のローラの清掃には不向きです止めた方がよいようです。

液中ラックのこのパーツはどのように固定しているのかが不思議です。

力がかかるパーツであるのに螺子も何も見えないのに固定されている不思議なギアです。種明かしは後でやりますが

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ステンレスの棒の中にピンを通し1方向にロックが掛かるギアです。

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自家巻きのフィルムも少なくなり現在は再利用可能な金属のマガジンに使えるものが中々ありません

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数年前はコニカ、もう少し前は富士フィルムのOEMで愛光商会のマガジンが重宝しておりました。久々にフィルムの先端が折れたフィルムがきて手を焼かせました。国産のフィルムは後端が1方向からロックされる仕組みになっておりますが、KODAKはテープで後端を止めております。遮光されてなければならず、リボンもしっかり遮光している空マガジンが当時は必要だったのです。

以前痛い目にあったKODAKのフィルムはこのテープで36EXフィルムの真ん中辺りを止めて繋いであるフィルムにお目にかかった事があります。どういう品質管理をしているのかきいてみたくなります。

使い捨てカメラのアセテートレンズはコスト的に合わないのでしょうが、逆光時にゴーストやフレアーが入ります。安売りのメガネ屋さんのレンズにもマルチコーティングが使われています.この多層膜コーティングで救えそうな写真が沢山あります。

とくに学校写真で目立ちます。少しだけメーカーも手間をかけ逆光線に強くなった写ルンです。

で売り上げも上がる様な気がします。デジタル処理の銀写真でプリントしないで

銀塩写真でプリントした方がきれいに仕上がります。シャッターや絞りも固定に近いもので原始的な構造ですからフィルムのラチュードの広さに依存し、後は写真屋のプリント技術者のレベルで雲泥の差が生じるものです。何でもそうなのですが同じネガから焼いてみると違いが分るものです。何につけ違いの解る人になりたいものです。

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