銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

アナログ印画紙の今後の展開が心配事です。

2010.4.4

4月に入り何の変化も無いように過ぎ4/3に銀塩が大好きな新しいお客さんが、フジカラー、量販店が3月いっぱいでアナログプリントをやめて、周辺の街の今迄アナログプリントを出していた所も、同調するように3月いっぱいで、アナログプリントを止めたので、うちを探してきました。と言うテツさんでした。そんな、新しい動きがありました。

別件で今迄、うちに出してくれていたお客様が、1ヶ月半ぶりにお見えになり、ポジ,ネガ、B&Wの全てを自家処理をすると言われました。アナログでポジのプリントは非デジタルで処理するのは、辛いと思うのですが、、、

やはり4月は様々な事が起こるんですね。新年度と言うのは、

以前にも、書いた事がありますが、カラー印画紙はずっとうちではアナログだったのですが、アナログプリントをやっている少数派の我々は、今後フジがカラー印画紙をデジタル印画紙のみ製造するといわれると、困ります。

アナログ印画紙を探して購入しているのですから、今後が心配になります。最初のテツさんの見本のアナログプリントの印画紙はKODAKのデジタルペーパーなんです。それに色調を合わせると言う指示です。

プロセッサーはフジの機械だったそうです。しかも現像は他店で処理している訳です。更に,フィルムが日本のメーカーの海外製造ですから、ややこしい事この上無し。

19さんはユーザーチャンネルで、フィルムの色調管理をしていてDXコードは統一したい訳で,見本写真の空にマゼンタがうっすら残っており、被写体の客車の色を再現するとやはり、曇天の空は青っぽくなります。

結果として、結構近くまでは調整出来ても,あらゆるファクターがありますから,フォトショップのように空を選択範囲にとり、そこだけ青っぽい色を抜く等と言う事は,アナログの19さんでは無理ですね。

デジタルプリントに思い知らされたのは、旅芸人のデジタル写真の顔をupにトリミングをしてハート型に切り抜いて、Tシャツの前にプリントすると言うオーダーでした。

何せ被写体の金髪に染めた旅芸人の髪がデジタルレーザープリントの特徴が出過ぎていて、髪の毛の先端が×印のオンパレードでジャギーが掛かっていました。

それを見たスタッフの一人がここまで凄い事になるんですねと驚いていました。九州から追っかけで、うちにきてくれたのですから、出来上がった写真転写には、大変満足していただきました。

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