銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

複数原因のトラブルと切り分け

2010.4.14

原因の特定が難しい場合、あらゆるifが想定されます。その最たるものが紙詰まりです。パルスモータを制御しているPMドライバーと呼ばれている基板のかたまりの辺りの回路図です。左右に小さい印画紙を振り分け効率よく印画紙を現像処理します。

パルスモーターを制御している基板です。

ここの会社のモーターのようです。

http://www.sanyodenki.co.jp/index.html

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この下部ターンガイドというウレタンのへアピンカーブを印画紙は通過してゆきます。これはやや伸びています。数百枚に一度のトラブルを起こしますが,交換した方が賢明です。

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2007年に購入したものですが、三番目のラックですから、ケミカルリンスの最初の場所ですから、汚れを落とす所のラックですから、比較的綺麗な方ですが悪さをします。

三番のラックは全液交換しますので、ここから汚れの順番で言いますとケミカルリンスとしては汚れがきつい所になります。ゴム自体の伸びるのが早すぎる印象です。

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上のものが交換前で,下のものがこれだけ伸びております。

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交換後の画像です。張りが違います。この画像のセットの仕方があまくこの後プリントをしましたら片方に寄り、印画紙折れが起きました。最後まで油断は出来ません。プリントの処理をしている時は、常時回転していますから、ローラーに被っていないとよれてしまいます。この画像は悪い例です。

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