銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

油断禁物フィルム現像

2011.2.20

KJIからこんなポスターが届きました。

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写真店の廃業やら、APSを自家処理しない写真店があったり、フィルムに関わる話がそこかしこから聞こえてきます。

ヤフオクにも、APSフィルムのプレ作業用のデタッチャー、SARA200とか、店内作業の必需品が出品されています。

ヤフオクは、社会を映す鏡のようで色々な物が見えてきます。

TVの食の番組などで、日本酒の仕込みが、どうたら、こうたら、ウンチクを語る番組がありますが、当方も実際現像液やら機械と対話をしながらの日々です。

油断したら、廃業 これ究極の稜線を綱渡りしている緊張感です。

フィルムの周辺は実際生き物のようにさえ感じております。

デジタル時代のスピードを上げる為か、水洗の幾つかの行程を省略したり、温度を上げたり、酸化するため極力空気に触れさせないように処理し設計してあるプロセッサーがあります。兎に角早い仕上がりです。 そんなに急いで、何処へ行く?

一九さんは露光して、乾燥して出てくるまで、4分くらいかかります。なにせ水洗だけでも3升の水槽でラックの中を水洗してきます。安心が1番です。

薬液との対話、機械との対話これは日常です。以前信頼出来る技術者が、似たような、反応をしながら、修理をしている姿を記憶しております。プリンターのドアを開けたりして、警報音が鳴りますと、よし、よし、分かった分かったと言いながら修理をしておりました。

彼はその場で、直らないと不機嫌になったりします。ベテランの技術者は、現場での応用力が凄く、ABSのパーツの接合部が剥がれた場合等は、交換部品を事前に取り寄せしておきますが、別なパーツだったり、パーツの到着までの日数が掛かったりしますので、ダメージを判断しながら、螺子を埋めたりして、修理したり、擦り減った所に、螺子や金属を埋めたり、一九さんは、相当金属が入っています。

彼は、アナログの機械も、デジタル機も両方詳しいので、会社がらからは、非常に重宝がられ、日本を問わず、グアムとかも、修理の守備範囲にしていました。

昔からのMac使いで、お子さんもその影響を受け、当時子供とは思えないスキルを持っていたようです。

スティーブ・ジョブスが日本に来る時は、必ず見に行っていました。

私は、遅くまで開けているホームセンターに行くと、変な物をついつい買ってしまいます。それでも見つからない時は、ネットで探します。

小物の金属カッター系の道具で、最近取り寄せた物は全滅です。両方とも、海外製造で不完全なツールです。

サンダーで手抜きをしたいと思って購入しましたが、先端部では使っては行けない事になっています。

こういう物は、滑るだろうけど、先端部を使いたいです。これは関西の刃物メーカーです。

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