銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

電気が止まったら、ミニラボは手も足も出ない。

2011.3.22

3月11日の東北・関東大震災により被災されました多くの方々、またそのご家族の皆さまにおかれましては心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の早い復旧をこころからお祈り申し上げます。

写真関連の技術者と3.11 の2:46分を経験しました。現像機のメンテナンス中で

コンタミネーションと言う、写真の現像液の逆流(最悪状態)になりそうに

なりながら、作業している最中です。 慌ててその技術者は、1番の現像液のラックを引き上げてしまい。後になって、あわてて俺、何をやっていたんだろうと、苦笑しておりました。(本来2番のブリーチのラックを引き上げて、脱銀用の薬液面を下げるのが、正攻法です。)

以前、新潟地震の時に、ミニラボにおいてコンタミネーションが多発し混乱したと言う記憶があります。

今回の震災でもコンタミネーションが、各所で発生しているようです。

いざ自身に降り掛かりますと、中々冷静に対応は難しいですね。

私はというと、店で、72Kgの胸の高さ位にある熱転写プレス機を押さえておりました。

2Fのスタジオのランプ3個が割れ、小道具の造花が、棚の上からおちました。

技術者は、その後奥さんと、水槽の漏電が心配で、帰ると言い出し、残業まで待ってもらったら、車で送っていくといいましたが、申し出を断り、その後、帰宅難民になり23Kmまで歩き、タクシーを見つけ帰宅したという事です。

今まで幾つかのの地震に遭いましたが、初期微動は、普通と変わりないのですが、

東西の揺れが大きく、途中から、南北のミックスになり、時間の長さと震度の大きさは、

経験した中では最大のものでした。

大丈夫か?という連絡を頂戴致しました。ご心配をおかけ致しました。

取り急ぎ、何とかやっております。

それでは。

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