先月9月30日をもって船の科学館で展示されておりました青函連絡船羊蹄丸の保存・展示が終了しました。
一つの時代が終わったとうい感じです。客車や、貨車がこのゲートから出入りします。
船の科学館資料ガイド 羊蹄丸より
羊蹄丸のジオラマが圧巻で、設定が昭和30年で、ニュースフィルムが女性の見つめる先のスクリーンに映し出されます。
そのラストシーンが吹雪の最後の航海に出る青函連絡船をひときわ情緒的とも言えるUPのショットで編集されています
フィナーレには、アンジェラ・アキ のではなく かの 石川さゆりの 津軽海峡冬景色がはまり過ぎという感じで流れます。
阿久悠の歌詞が映像にしみてきます。
こちらの真知子巻きの女性はいまにも感極まってという表情で、誰かとの別れを演出しています。モデルは、岸恵子さんのようでは無く小顔の和風な顔立ちです。
疲れて深く眠りに入ってしまったかつぎ屋のおばさん。
青森のJNRのディーゼル機関車
窓に顔を押し付けて、別れを惜しむ子供と家族
羊蹄丸が無償譲渡という事で、引き取り手がなければ、解体処分になります。 あと1ヶ月程で、その方向性が決まります。
今後は、このような姿を見ることができません。
羊蹄丸の右舷には、あと1ヶ月は羊蹄丸と日本丸の2ショットが運が良ければ見ることができます。
羊蹄丸のウインチ越しの日本丸というカットは撮れないかもしれません。
羊蹄丸の煙突には J N R の大きな文字が見れます。
青函連絡船が文学の中で、数多く取り上げられ、その影響力は、計り知れません。
羊蹄丸の展示は、それを再確認させてくれます。
羊蹄丸のスクリーンで、最後に流れる津軽海峡冬景色は、今と言う時間も何処かのお店のカラオケで唄われている事でしょうね。
右側の案内表示板には羊蹄丸をここに永久保存します。とあるのですが、、、今後 本館の展示を含め大幅に変わるようです。
船の科学館の情報はWEBサイトでご確認ください。