兎に角、変なトラブルでした。それは光源異常というエラーです。
ハロゲンランプ、ランプの傘、保護硝子、フィルター、防塵硝子、ミラートンネル、それでも
なおらない、原因が思い当たらず N&Fサポセン、コールセンターでの回答は、、、
グレーを出す為のフィルターがあり、そこにも偏光フィルターがありそこのフィルターも清掃した?
と言われました。そこが汚れたら、光源異常の原因になるというのが目から鱗ででした。
早速、ミラートンネル側から覗いてみたら、何の事はなく2本のネジで止まっているものが外れて
フィルターだけが残っていました。
このフィルターが脱落して、光の道を塞ぎ光量の異常データを出していた訳です。
ヘットランプをつけて、修理の真っ最中にT先生がいらっしゃいました。
仕上がり時間を気にしながら、慌てて修理していたので、何か血相変えて修理している姿を見られ、
何だか、照れくさく恥ずかしい思いをしました。
今回の修理は、未だ替えなくても良いハロゲンランプを交換したり散々でした。未熟者で予想もつかない
事の連続です。
次は、このパーツと関係する30万円位する貴重なパーツ(メーカーにも在庫はないのですが)がデンシトメータです。
このデンシトメーターは、プリント作業前にグレーを調整する機械です。
QSS23型は基本ネガの素抜けを灰色に調整して、プリントしています。薬液のバランスを視て毎日調整
する大事なパーツです。
これはコンストの印画紙です。Y M Cと白 灰 黒 素抜けを1枚でチェックが出来そのデータを
専門のデンシトメータで計測しますと、機械の調子が一目瞭然になります。
印画紙やら、標準的なグレー(グレーの目玉)を吸い込み計測してはき出す連続技が得意な機械です。
デンシトメータは、グレーを3段階にレンズを使わずプリントします。(余計なファクターを避ける為です。)
その3段階のグレーを標準的グレーとの差分を管理しているプリントチャンネルにデータを補完します。
基板はこんな感じで、2階建てなので、簡単には外せないでしょう。しかもゴムローラーで吸い込んだり
はき出したりしていますが、ローラーが滑ったりするので、今回は、交換します。
2つの大きなパーツで構成されていて、左側が上に当たり右側がしたの方になります。
3段階のグレーを段階的に3度停止しながら測光します。
今回は、中央のレンズの清掃と、グレーを読み取る時に2つの光源で照らして測光しますので
そのLEDの清掃も兼ねてです。
右側のパルスモーターで自動停止して測光します。
機械が古いので、良いものには中々当たりません。
交換する前に、ディプスイッチのチェックしている番号が、交換前のものと一致するかどうか
ですが0001で4番のみが上になっていましたので、一致しました。
この部品は4本のネジで止まっています これでOKです。