銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

暗室からこの格好で出て行ったら、お客様に ヒカレました。

2013.3.23

お店の突き当たりが暗室と非常口があります。暗室でフィルター交換をしている時この格好で振返ったところ、ヒカレました。母親から紹介されたビザの証明写真の女性のお客様でした。こんな格好で接客しては、いけませんよね。3Kって最近はあまり使われなくなっているかもしれませんが、充分3Kですね。

2番のBFを原液で付着したものを知らずに放っておきますと布に穴があきます。今までもジーンズに不思議な穴が何度もあいた事があります。そういえば、今はデニムという言い方で、ジーンズはシ語に近いとかいうけど本当かね?

EDWINのCMソングが懐かし~い。

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工具箱に入っている父の形見のニッパです。小さいニッパで手にすっぽり収まるもので鉄なのにぬくもりがあります。

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色々な事がある日のようでQSS2301元オーナーからから連絡があり、パーツの申し出がありました。

凄く元気なお声で、しかもハイテンションなお声でした。お話を聞くうち相当ご苦労をされて、現在は別の業界でお仕事をされているという事でした。うちは狭い店に23型が2台あって更にパーツ取りは無理であると、お話しさせて頂きました。そんな話の流れで、23型をを分解してパーツ取りして送って下さるという申し出がありました。

自分が、銀塩写真を頑張ってやってきたんだという証が欲しく、ご本人の言葉を借りると臓器提供したいんです。

自宅でご商売をされているので、営業されていた自宅兼店舗なので、家賃をとられないので、今までQSS23型を置いておけたようです。

ある意味条件がいいんですね。時代の分水嶺で、様々な事が変わろうとしていて、銀塩写真をやりたい自身の意思とは別の選択を迫られるそしてこの業界でも、沢山の古くさい言い方でいいますと、この業界でも人柱が立ったんですね。そして継続している。

誰に責任があるとかそんな話ではなく、即刻に残酷に判断を迫られる。自分でこの方もできるものは、修理をされていたようです。

其処で東京都写真美術館にワークショップもあるので、写真のプロセッサーは、必要ありませんかと申し入れを致しましたが、数年前と他の大学や博物館と状況は変わりませんでした。

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