銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

アクティブフィルムの新米専属カメラマンです。

2013.8.13

はじめは、トイカメラから始まり、突然2ヶ月間アクティブフィルムにはまり5時間かけ自分で2種類のアクティブフィルム卷き具を作りました

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彼の向かって左側が、コンストマガジン式のタイプで、右側がコストを下げる為にコンストマガジンを使わず中判フィルムの反対側に直接フィルムマガジンをセットするようにしております。この2ヶ月で何度も吊るし巻き法でActiveFilmを作っています。アクティブフィルムWebサイトのギャラリーで彼の撮った写真を見ることが出来ます。

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コンストマガジンの良いところは、フィルムの前後を回転させ巻き戻し、容易にフィルムの若い番号順に出来ます。しかし右側のコンストマガジンを使わないタイプは、画像のLPL製のワンタッチパトローネという商品名の空のマガジンを使い巻き順を変えなければなりません。

その昔は、Konicaのフィルムマガジンは、カシメが外れやすく出来ていましたので、いちいちこのようなマガジンは必要ありませんでした。

いつまでこの商品が販売されているかは、神のみぞ知るで、年内は沢山在庫があるそうです。メーカー通販で6個入で1,600円です。気になる所は、物づくり日本のフィルムのマガジンには、遮光の為にリボンという遮光用テープが揚原ベルベットというメーカーの品物が使われていました。非常に信頼感があります。しかし、KALT社のリボンは何処の物かは不明です。

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暗室やダークバッグで35mmのマガジンのスプールを巻くというのは難儀で36exなどでは、馴れないと指が痛くなります。そこで簡単な応用と便利なものを紹介します。20世紀末は使い捨てカメラの中国製が大量に日本に入り込み訴訟問題にまで発展しました。そこでフィルムメーカーは自衛策としてこのように、スプールにギザをつけて回転の手掛かりに、工夫を凝らしています。Kodakの使い捨てカメラの巻き上げ部は特にその為の工夫がありません。そこで写真のように、クランク風のネジで、マガジンに手軽に巻き戻す事が出来ます。

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100ftマガジンを詰め替えて使う為のデイロールというものがあり、そこにはこのような時に便利なクランクが付いていました。

デイロールを巻く感覚でActiveFilmを巻くことが出来ます。おもしろフィルムというコンセプトで遊べます。杓子定規に使いますと、パーフォレーションにも画像が映り込みますので、唯一無二に近い形の存在証明的撮影が可能です。

おもしろフィルムに力点を集中させますと、簡単にネガの裏表撮影が出来たり、遮光紙の62mm巾の中でフィルムを巻く時に蛇行させたり個性を発揮させますと、1コマの中に、ピントがシャープに撮れる所とボケて写る所が混在する奇妙な写真が作れます。

遊び心次第で面白さの連鎖が起きます。今の時代は、心に余裕がなくなった時代とも呼ばれています。スローライフ・スローフィルム・アクティブフィルム

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