1月5日に突然このようなアラートがでて、動かなくなる。銀塩写真のオートプリンターと呼ばれるこのような機械は、ノーリツ鋼機もFUJIFILM製もパルスモーターをコントロールするPMドライバーという基盤で制御されています。パルスモーターが故障する事よりも、圧倒的に制御のPMドライバーが故障する事が多く、何度の同類の故障の場合は、このパーツの交換で解決してきました。
ところが、PMドライバーを部品取りの機械から外し付け替えても、全く復旧せず、立ち往生してしまいました。印画紙の動きを観察する為に、ドアのセンサーを詰め物をして、騙しプリントをして、観察し問題の洗い出しをします。
このQSS23型は二枚ドアですので、センサーも2個あります。この詰め物をした状態で、印画紙を搬送するラックを抜こうものなら、PMドライバーを破壊するらしいです。
3番のラックには、3個のセンサ—が付いていて、印画紙が正しく通過しているかどうかを、監視しています。手前と奥の2レーン別個に動かすことができます。撮影の為に取り出して、1個コネクターを破損させてしまいました。異常がないのですが、復旧しません。垂直のラックです。
こちらが2番の左右に振り分けるラックです。斜めに傾斜しています。センサーは2個あります。
PMドライバーがこんなに沢山あり、パルスモーターを制御しています。P258とP259が3番ラックの2個のモーターを制御しています。
印画紙のペーパーマスクを制御しているのが、PMD18(横用)とPMD17(縦用)です。
PMドライバー群のリアル画像です。1月5日は原因が掴めず、修理は翌日回しです。