銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

ActiveFilm専属カメラマンが撮影したB&Wフィルムが空港でX線を照射されたようです。

2014.2.8

一定の条件で補正せずにプリントしています。理由は、X線がどのように影響しているのかが分らないので、全く補正せずにプリントしました。明治時代の写真のようでもあります。遮光紙の印刷がX線のためフィルムに写り込んでいます。

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このように見てきますと、折角撮影したのに勿体ないですね。

ActiveFilm専属カメラマンのこれらの写真には彼の優しさが溢れています。気は優しくて力持ちな男です。インドネシアの格闘技の組み手のチャンピオンベルトを日本に持ってきました。こんな優しい心の持ち主で柔道家ですが、格闘技ではチャンピオンになるのですから、外見からは分らないものです。

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追記

ご覧いただきました様に、テロが頻発し、X線検査が国内・海外旅行含め日常化しています。Twitterでも指摘させていただきましたがISO1600フィルムの製造を富士フィルムはやめると発表しました。明らかにX線の3Dスキャンをかけられますと、なすすべがありません。現在国内で売られているISO1600入りの『写ルンです』も終了ということになります。

関西のお客様で、ISO1600ばかりを使うお客様がおられましたが、大打撃でしょう。粒状性が目立つフィルムが好きという人もいるし、デジカメが好きという人もいて、多様性があるのが私は良いと思っています。その多様性を知らずに、2000年に銀塩写真プリンターの製造を業界団体がやめてしまいました。17年の月日が経ち、フィルムをレンズで焼くという経験の若者たちがどれだけいる事でしょう。しかしフィルムカメラのニーズは増えています。フィルムをスキャニングしてデータをレーザーで焼くデジ機と本来の方式であるアナログ銀塩写真では、違うもので実際現在販売されているフィルムで、大きなプリントで比較した人がどれほどいるでしょうか? フィルムにおいても多様性がまた失われるという一抹の不安があります。

こちらのBLOGでどれだけ違いが明瞭になるかはわかりませんが、いずれ書こうと思っています。

未露光でのX線(Vの字)被りの実例 ただ未露光でこの程度で天体撮影でしたら大問題ですが、通常の撮影ですと、一般的露光ですとX線の被りは紛れてしまうのが現状です。

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残り少なくなっている1600フィルム入りの写ルンです。

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