銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

臼井悦規君のフィリピン・インドネシアの写真報告 追加の銀塩写真

2015.7.19

海外でフィルムで撮るという事。臼井君に聞くと海外ではフィルムカメラを中々見かけないようです。

そんな中、今月国産のフィルムメーカーから重大な発表がありました。

デジタルとフィルムの銀塩写真が何処が違うといことが、15年前位に盛んに言われてきた時代がありました。そして今月7/10の富士フィルムからのブローニーフィルムの220を製造中止という発表は、いよいよ来るときが来たという感じです。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20150717010319p:image

こんな時が未来永劫きて欲しくない.と思いつつスプールも遮光紙もリユースして220のマガジンも無駄なく使えるActive Filmとい方式の特許をとりました。このフィルムで撮るということは、トリミングしてしまうと普通に通常のフィルムで撮ったものと変わらなくなります。

ノートリミングの潔さといいますか?撮ったまんまでみてもらう。という事が多いのです。そうならないと特徴が出ないとも言えるからです。

フィルムの話が横道にそれましたが、特許庁に申請している富士フイルムは正式なものが166cm(220タイプ)の長さで、確かハーフという言い方だという記憶がありますが、その今回かろうじて残った120タイプはハーフ扱いだった筈です。ブローニーの長さのフィルム60mm×1660mmが220であり120タイプはハーフという呼び名という事です。ジワジワ真綿で絞められている感があります。

その場面が他の企業にもありました。Twitterで呟いてしまったんですが、QSS23型を製造していたメーカーのサポートセンターには、ベテランのサポートセンターの回答者がアドバイスをしてくれていました。(18年前の機械修理の事が分る専門家5~6人)何故かと言うと、我々ユーザーは回路図の提供を受けている訳ではないので、全て自己責任で18年前の銀塩写真プリンターを修理している訳です。

3相200Vの機械です。久しぶりにサポートセンターに連絡したところたった1人だけになっていた。一人づつ名前を挙げますと退職されましたと言う回答です。

私は銀塩プリントに関わり四半世紀になるので、社員の名前も覚えてしまいます。そしてQSS23型を銀塩写真のプリンターとしてA3銀塩写真プリンターで使っているのが全国で、このQSS23型 1台だけになってしまった.という事です。QSS23型の兄弟機にはデジタルプリンターとして使えるものがありますから、デジタルプリンターとして使われているものが全国にはデジタルプリンターとしてまだあるようです。

QSSは写真の業界では世界的に有名な機械メーカーでそこの出来事です、ここ数ヶ月の出来事です銀塩写真プリンターQSS23型の解る社員は、一人を残し、全員退職しました。という電話の声。。。

国産フィルムメーカーの220フィルムの終了発表とこれらの事象はたまたまなのか?リンクしているのでしょうかね?

全国でQSS23型はもうち1台だけと言われた?責任を感じる。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20150719002233j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20150719000840j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20150719012952j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20150719001331j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20150715173033j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20150719231352j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20150719231422j:image

臼井君は質実剛健で、インドネシアの柔道の寝技のチャンピオンでもあります.ある時は昨年代々木公園で話題になった蚊を媒介するアレでインドネシア人に助けられ入院したりしなががら日本語・英語・インドネシア語を操りながら、私からすると無給の国際貢献をしている姿が尊くみえます。

カテゴリー

最近の投稿

アーカイブ