銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

写ルンです30周年によせて(知って得する情報)

2016.4.1

写ルンですはiso400とiso1600の2種類の感度が販売されています。当然アナログのフィルムです。アナログ銀塩写真にした方がネガフィルムのらラチュードの広さを堪能出来ます。アナログ銀塩写真が焼けるプリンターが存在しているうちにアナログ写真を経験してみて下さい。印画紙もアナログ印画紙でセットで経験した方がベストです。デジタル変換するデジタルプリントとは一線を画します。百聞は一見に如かずアナログですから焼き手が変わればプリントも変わります。

新人カメラマンの奥山由之さんの写ルンですの撮影は写ルンですの性能を熟知して撮影しているのが以下のサイトから読み取れます。フィルムの事をあまり理解していなければ不思議と受け止められるかも知れませんが、理解してから使うのと只性能と機能の知識のないまま、コンデジ同様に使いますと上手くいかない。フィルムは良くないと結論を出してしまいがちです。また、奥山さんのようには旨く撮れないと落胆するでしょう。メーカーのバックアップがありあのプロモーションでも相当な本数を撮影しているようです。1/125絞りf11前後の光線状態の時にはノーフラッシュで旨く撮影出来ます。

スタジオの空間も色温度5400ケルビンに作り出すとこれに準じた撮影が出来ます。

また、フィルムメーカーは奥山さんモデルのオリジナル写ルンですを販売する力の入れようです。

http://spotlight-media.jp/article/168603345325963047

上からフィルム感度400 Kodakフィルム感度800 フィルム感度1600です。

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ーまとめー

・写ルンですはiso400のX-TRAフィルムが入ったタイプとiso1600のナチュラフィルムが入った2タイプがある。

・パララックスを理解しましょう。撮影レンズとファインダーの距離のずれがあり特に近接撮影で大きくなります。ファインダーの左角に『 のマークがありますが撮影レンズ側に調整して撮影しませんと無駄な構図で撮影する事になります。

・固定焦点でシャッター速度も固定のレンズシャッターの機能であり1m以内の接写は不得意でアナログプリントでも場合によりますが救済が不可能です。

・赤ちゃんを撮る場合も同様でファインダーは単なるフレーミングの為の枠で、ファインダー枠一杯に赤ちゃんを入れて撮ろうものなら、アナログの銀塩写真プリンターでも救済は不可能です。ピンぼけになります。

・UPで撮りたいという衝動を堪え手を伸ばした片手位を確保して撮影する事、ネガの画素が600万画素程度あるのでトリミングして銀塩写真プリントでUPに引伸しが可能です。

・適宜フラッシュを使う事 例 (日陰 ・屋内・室内での結婚式や披露宴・夏の日差しで帽子を被っていて日陰で表情がでない時はフラッシュを)

・フラシュを発光させた時に周辺光量が落ちる。しかしそれを効果として使うと面白い写真になります。アセテートレンズでフラッシュの性能を鑑み光量低下の修整は難しい。iso400でフラッシュの到達距離1~3m・iso1600で1~6mです。

・撮影する時に知らず知らずレンズの前に指を置かないように。またフラッシュを指で塞がないようにしましょう

・屋外での撮影では絞りが絞り込まれているのでパンフォーカスで撮れます。腕を伸ばし指をみつめ眼を細めたり開いたりした時の指以外の背景の具合が眼を細めた時の背景がしっかり見える状態に写ります。奥行きもしかり写ります。

・結婚式・修学旅行・課外学習での失敗が多いのは、暗い所でのフラッシュの焚き忘れと、フラッシュの性能以上の距離で撮ってしまう事です。そんな時カメラを縦にフレーミングして人物撮影して切り抜けられる事が実に多いという事です。

横位置でどん引きで撮影するより人は縦長ですから縦に撮ると良いという事でもあります。

・フラッシュの到達距離を理解して撮ってみましょう。iso400でフラッシュの到達距離1~3m・iso1600で1~6mです。レンズシャッターなので日中でのシンクロ撮影も可能です。

・写ルンですの構え方は右手は凹凸に合わせてグリップして、左手が重要で写ルンですの左下部を指を曲げるようにホールドしましょう。指でフラッシュ塞いで失敗する事を防ぐ為です。

・ファインダーにぴったり接眼してみましょう距離を離して覗いて撮影しますといい加減な構図にしか撮影出来ないでしょうメガネも外して撮った方が構図は確かなものになります。

ー番外編ー

・撮影レンズに虫眼鏡を付けて接写撮影したり、フラッシュに黒いストッキングを重ねてフラッシュの光量を調整をして撮影して面白い効果がでます。カラーのゼラチンをフラッシュに付けても面白い効果がでます。その場合はどのように撮影したかを、ラボに説明してから現像の依頼をした方が、理解してプリントが出来イメージに近いものになるでしょう。

・ネガカラーは同時プリントのプリントが全てではないという事をご理解下さい。極端な話自身のイメージを追求しようとカラーのレンタルラボに行ってトコトン納得出来るプリントをネガがある以上試行錯誤して焼く事さえ出来るという事です。勿論写真店・ミニラボでもそれは可能です。

以下が以前メーカーから販売していた接写装置です。以前はフィルムカメラを熟知した利用者が旨く利用して撮影した人が希にいました。が、子供達が宿題で撮影していた当時は接写装置を使いこなしていなかったというのが印象です。

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