七五三写真、成人式、卒業写真、家族写真、赤ちゃん写真、ベビー写真、記念写真、証明写真撮影、パスポート写真、免許写真、アーティスト写真に商品写真まで幅広く、スタジオで撮影致します。

ここ数年当スタジオでの傾向なのですが、着せ替え人形のように大量広告の貸衣装系スタジオとはお客様の傾向が変わってきました。
それは親から子へ代々のお着物でじっくり撮影して下さいという方々が増えています。七五三にも共通しております。当然親の親であるおばあちゃんも登場する場合もあります。

竹に節があるように、節目節目に古くから通過儀礼があります。
社会的にも成人として認知されます。
ある人は社会人だったり、学生だったりですが、大人の社会の仲間入りすることはまぎれもない事実です。
やっとここまで育ってくれたと親はすこしほっと安心するものです。

朝から美容院やら式など付き人のように付き添いお世話をする。ライトの当たった我が子を見て、まぶしく思えると、ある親御さんからお聞きしたことがあります。

親御さんは自身の子に傾ける親心を、立場が逆転し親になり体感し、気持ちがあらためてこみ上げてくるものがあるともおっしゃいます。自身の親心も理解ができるといわれます。
自分自身が経験した成人式の撮影の記憶を子供の目線から今度は親としての目線で、アンダースタンド（子供の立ち位置）、で深い理解を二重に感じとれるといいます。
同じ着物を、着ている我が子にシンクロさせ、深い感動を呼び起こすとプルーフ写真を見ながらいわれます。
物を大切にする気持ちが何によって確かめられるでしょう？それは通過儀礼であるハレの時に祝いの写真として残るスタジオ写真に親心が結晶してゆきます。
その記念写真に込められた家族の絆が写し出され記録され記憶されます。

中判（ブローニー）フィルムでの撮影ははデジタル写真にはない粒状性の精細さ、画素の多さ、フィルムのもつ空気感や質感の豊かさはプロの独段場でもあります。
一般的によくみかける派手派手で目ざわりなコントラストでガチガチのデジタル出力と違ったフィルムのもつ柔らかさは、本来の銀塩写真の質感です。

デジタル撮影は修整がしやすかったり、スピーディだったりという長所があります。デジタル写真のデータはビットマップデータからプリントされますので、銀写真ではあっても厳密には銀塩写真ではありません。
お客様あっての写真スタジオですから、デジタル撮影を希望されるお客様には高画質のデジタル撮影も勿論撮影させて頂きます。
デジタル写真用のライティングにして、コントラストを調整した照明にしてデジタル撮影も致しております。

※掲載している画像は、ei美容院の娘さんがモデルで十三参りの時の写真です。