銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

銀塩写真という麻薬

2009.3.14

そもそも写真を得たい為、記録用にフィルムであったりデジカメの記録メディアを介在として使っている訳です。その昔、フランスでカメラが発明され9年後には日本に渡り進化を遂げてきました。手先が器用で真似をする事が上手な日本人は独創的なカメラも作り出し現在があります。今年は横浜開港150年で沢山の行事が目白押しで立派な客船が立ち寄ったりもしています。という事は早晩長崎、神戸、横須賀(浦賀)、下田、函館、なども開港を迫られたりした年でもあります。

他方移民の国アメリカではなけなしのお金で着飾った写真で移民の船に乗船する前に記念写真を撮影したと言われています。アメリカの映画やドラマでも見かけると思いますが、テーブルに所狭しと写真が額に入り飾られているのを見かけます。写真を大切にする歴史を感じます。その国でイーストマンコダックもまた成長した歴史があります。移民繋がりで言いますと、ブラジルでも写真スタジオが減ってきていると日本人とブラジル人のハーフの留学生に昨日聞きました。世界にリーマンショックが波及していて写真どころではない、食う事が先決という事なのでしょうか?

このところ、画像転写で衣料に浮世絵風の画像を背中に転写したり、マークを転写したり、文字を転写したりしておりました。

人気のないうちの銀塩魂のTシャツやら、缶バッチの画像を今度は銀塩魂CAPに入れようとあれやこれや試行錯誤しております。

銀塩魂CAPの鍔には性懲りもなくGranularity forever といれようとおもっております。銀塩は永遠なり です。

スタッフには衰退している銀塩写真のグッズをいくらつくっても売れるんですか?ときつい一言を言われました。商売はリスクを利益に替える事ですが、この18年リスクばかりでお前も目を覚ませよ!言われている気がしました。

装置も電気やバッテリーもいらず見れる写真が欲しいというお客様がうちのお店には多いのです。フィルムで撮った物は原則フィルム専用のプロセッサーで仕上げるという基本、原則が大切であるし、粒状性からいってもいいのです。昔の人が守ってきた知恵がそこには活かされているのです。総合力で銀塩写真は価値があるとおもっています。潜在力がすごいと思っていますだから止められないのです。

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