日本人は会話の中で空気を読むと言うか、協調性を大事にすると言われていますが、例えば、会話の中でフィルムからのプリントを銀塩写真のプロセスの場合にも、銀塩プリントという言い方をします。レーザー露光のデジタルプリントも露光後の薬液に入った時から現像で銀塩処理して2番のBFでは脱銀処理をして水洗・乾燥で仕上がります。
この処理工程からフィルムからのデジタルプリントは、銀塩プリントとか銀写真とか銀処理プリントという呼び方をされています。
デジタルの当事者はフィルムの工程にスキャニングが入ります。RGBの3色の8bit24レザー露光でドットパーインチでプリントにどのように影響を与えるかという事を認識しているので、レンズ露光の銀塩写真ではないという事は100%承知をして作業している筈です。
この比較写真を見てどの様に感じれれますか?デジカメで撮りWebでご覧頂く訳ですから、引き算でご覧下さい。
赤い特急電車の35mmネガカラーフィルムをQSS23型に富士フィルムのアナログ印画紙で4切りワイドでNikonレンズで焼いたものと富士フィルムのフロンティアで35mmネガをネガスキャンして四切りワイドにデジ焼きした比較です。
電線の線が細く繊細な方がアナログで、太くってコントラストが高く線の周りにジャギーが出ているのがデジ焼きです。色の説明をしますと、富士フィルムの色飽和をさせない技術は評価出来ます。しかしアナログプリントのリアリティと比較しますと、赤の色自体ハイライトががもやもやしてコントラストが上がっていると現物プリントを見られた赤城耕一先生が指摘されています。
フィルムに光を当ててレンズで印画紙に焼くアナログ工程が、銀塩写真の真骨頂で銀塩写真とう語源になります。
写真の会話の中で話の腰を折るような銀塩写真と銀塩プリントの定義から会話を進める人は、浮いてしまうし曖昧なまま境界線を濁してしまいます。残念ながらWeb広告においては、無秩序になっています
アナログの意味を理解してアナログ印画紙と一工程手間の掛けてあるデジタル機のフィルムからの
銀塩プリントでは印画紙においても違いがあります。言いたい事は沢山ありますが、お分かり頂けましたでしょうか。