銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

フィルムケースのその後!

2010.7.30

その後といっても、話しがどんどん遡ります。その昔、kodakはアルミのケースでした。便利だったのは、切り現の残りは普通に遮光されているので、生の撮影済みのフィルムのままアルミのフィルムケースに入れラボに出します。フィルムは貴重品だし、急いで現像したいときは切り現は大変便利です。

カメラバッグには、ダークバッグを入れており、切り現にまわします。アルミからプラスチックに変わりプラスチックになっても黒いフィルムケースは同じ機能があります。今流通している富士フィルムの黒いナチュラ(NP)のフィルムケースは蓋にリサイクルのマークがあり、また底にも同様のマークが刻印されております。蓋のところはしっかりと密封されています。

フィルムケースも35mmの100ft缶があり逆輸入はまだあるようですが、なかなか見られなくなりました。画像はねじ入れにしておりますトライーX100ft缶とイルフォードのXP2の100ft缶です。

証明写真のB&W印画紙をサイズ毎に入れておき、管理する時に使っていました。

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APSフィルムは当初透明タイプでその後アルミ蒸着の銀紙のような袋に入れられておりましたが、今はフジカラーは黒いプラスチックになっています。

フィルムにとって有害なガスから守るには、プラスチックケースは有効です。

フィルムケースの利用法で最も多いのが、朝顔などの種入れ、ピルケース、小ネジ、ボタン入れの様な小物をいれる人が多い気がします。

この前は、机の引き出しを整理しているので、下さいとこられました。

ここ何年も切り現を依頼されるお客様もなくなりました。切り現という言葉が、死語になったということでしょう。

黒いフィルムケースはなんとなく、フジカラーからのFAXニュースを見て残しております。

この度、遮光という機能もなくし、8月から生産される分が透明に変わると言うフジカラーのニュースでした。

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