銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

被災地 写真のレスキューとプリンターのデータバックアップ

2012.1.29

銀塩写真プリンターのQSS二三型は今でもデータのバックアップはフロッピーディスクで保存しています。国内製のフロッピーは、中々入手が困難になっております。市内のPC専門店で5枚入った物を、国内製造を止めた後に使用可能かどうかのつもりで買いました。 相性に問題はありません。

お客の弱みに付け込み、フロッピーの価格は2倍~3倍くらいです。しかしこんな事を、続けていてはいけないと思い、一九さんの分の過去のを捨てずに残しておいたFDをもう一度、フォーマットをし直し、再利用しようと思いやってみたところ難なく書き込みが出来ました。

データバックアップは新規の情報のみ追記しているようなので、この使い方で問題がないようです。

2枚1組として毎日1枚を記録して交換、例えその1枚が故障したとしても、その前日のもう1枚を使いますと何とかしのげます。

もう半年になりますが、この方法で問題は出ておりません。

Twitterで以下の東北の被災地の写真のレスキューをしている方々の展示があったようです。

http://www.lostandfound311.jp/

銀塩写真・銀写真が比較的水には強いのですが、現場では、陸に揚げられる前にダメージを大きく受けた物は、修復が難しいようです。どうにもならなかった物を、展示しているようです。

先日 日曜版でアドビ社のインド人のCEOが東日本大震災のレスキューの様子を視察に来ていた事を朝日新聞が伝えておりました。

宮古市のこちらの地区は、311の津波で交番の警察官が亡くなられ、津波で遊覧船がこの湾を3回ぐるぐる回ったそうです。そんな中、先生の引率で、小学校の生徒は、一人も犠牲が出なかったそうです。

青森から、福島まで南下しますと、このような、アルバムや大黒天を海岸線で見かけました。

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このBLOGをタイプしている時に、ご近所の合気道の総師範が3人のお弟子さんを連れてシャッターの隙間から入ってこられました。その一人がトルコからの留学生で今日石巻市から、ボランティアを終え帰ってきたそうです。その時の様子を画像データで見せてくれました。

その写真の中に沢山の生徒が亡くなられた学校を撮影する為に中に入ったら、気持ちが重くなり涙が止まらなくったそうです。壊れた教室や廊下をB&Wで撮っていました。なにか日本人のような感性のトルコ人で、大変流暢な日本語を話される大学院生でした。

今回のシリーズ写真は多重露光の青森の蕪島です。駐車場の公衆便所が津波と、地盤の液状化で横倒しになっていました。海猫の繁殖地で有名な所です。上には蕪島神社があります。

『忘れまじ東北・八戸』

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