QSF-V30型の現像機のフィルムが180度回転するターンガイドのつまみが折れてしまいました。
日常的に、時にメーカーに在庫がないようなパーツが壊れてゆきます。
大げさに言うと、絶えずもうこれで、銀塩止めなければいけないのかという恐怖感との戦いです。
銀塩をやっている業者の偽らざる本音だと思います。
今までに何度も、N&Fのサポセンに最後通告を言われていますから。
今思うと、やらなくても良かった輪番停電で、三相の200W通電時のサージで、以前の機械19型の電源部に過電流が掛かり、壊れました。
これもある種、東電の原発事故による余波だと考えています。調達しておいた基板で最終的には事なきをえました。
ある日曜日の朝、23型お使いでしょうかというメールからでした。
たまたまその方が、CanonのHyperPhotoの検索をしてくれて、Asサイトを見てくれて、
QSS23型お使いですか?と言うメールをくださいました。
全く恩に着せる訳でもなく淡々と、いいですよ、パーツを送ります。と言って頂きました。
大阪の方ですから、お顔を見た事もなく、ただどうも同業者のようだということぐらいです。
本当に、只でいいんですかと、聞き直しました。
その後、段ボール5箱分のパーツを送って頂きました。銀塩頑張って下さい。という
言葉を電話の最後にかけて頂きました。 本当にありがとうございます。
パーツは、大切に使わせて頂きます。
全くはじめから面識もありませんから、年齢も世代も分からず、淡々としてカッコいいと心底思いました。
こんなにスマートに出来るものではありません。
自分はこんなかっこ良く出来ないという確信はあります。
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日本のマスゴミの原発報道と比較すると、海外の報道で、ここまで311のあの日の事をまとめ
たドキュメンタリーは私は見ていない。
日本語の字幕はありませんが、日本人ばかりが出てきますので、理解できます。
無料でWEBで見ることができます。表現の偏りは、多かれ少なかれありますが、
充分に見る価値はあります。
http://video.pbs.org/video/2202847024
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今回の『忘れまじ東北』は気仙沼のある町内会の掲示板に311のライフラインが途切れ、
不安が書かれ、水を共有できるように短い文章で情報が載っています。
逼迫した状況でもそれでも、かわいい猫のイラストが描かれ、その事に感動して、おもわず
シャッターを切ってしまう。なんか凄いと感じてしまう。
『忘れまじ東北・気仙沼』