銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

写真を作る側の写真屋からすると化学・光学・機械・PCで、ありとあらゆる事が関係してきて日々学習です。

2013.5.27

とりとめもないプラスチックの蓋ですが、正確な名称は不明ですがコンタミカバーと言っちゃいますが、名が体を表すで、コンタミネーションという用語で汚染という事からくるモノで化学だったり、学校給食のアレルギー物質のコンタミだったり、医療の業界で普通に使われている用語です。

Wikipediaで見て頂きましたら、相当数出てきます。

例えばマイコプラズマというものがあります。以前病気で流行したマイコプラズマ肺炎というのががあります。マイコプラズマは自然条件では特定の真核生物細胞内に寄生します。ただし、実験室レベルでは栄養培地で培養可能な種もあります。

これらは培地で培養可能な最小の生物と位置づけられています。マイコプラズマのコンタミネーションでは顕微鏡下であっても小さすぎて目視することができず、また培養細胞と共存することが多いためコンタミネーションの発生を見逃しやすい。細胞サイズも最小の部類(200-300nm)のナノサイズです。こんな具合です。

写真の場合のコンタミは、現像からの流れで、脱銀・漂白定着・という方向性があり、方向とは逆の薬品が混じると、汚染(コンタミネーション)になります。一番の現像液を守るカバーがコンタミカバーです。左側がネガ現像機用で右側がペーパープロセッサー用です。

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話は変わりますが、アクティブフィルムはご存知のようにパーフォレーションまで画像を映し込む新しいメディアと言う事ができます。6×4.5 6×6 6×7 6×8 6×9 6×12 で写りが変化します。それはどのような切り口で、切ってゆくかという事でもあります。

日常の仕事の中で、何年も前の話ですが、デジカメの使い方を馴れていないお客様が海外旅行に行かれ、一週間の全ての画像を映像で撮影されました。そのままの動画ではプリントはできません。後処理は、アプリケーションソフトで、スチルに変更して、150枚以上手間のかかるものでした。

この失敗を見て、ある事に気づきました。災い転じて福となす的な切り口です。ストップモーションと数秒の動画はデジカメの時代で、ミニ動画という 動画程長くなはなく、スチルではないショート動画というカテゴリーがあってもいいのではないかという事です。

絵を描かれるはじめての焼き増しのお客様が見えました。Lサイズのデジタルプリントをみせて、引き伸ばしをして欲しいとうモノでした。バラのゲートにはいる親子が写っています。6pwに2枚プリントをして、デジプリントのLサイズと比較して,明らかに折り重なるバラの葉のデティールの違いに驚かれ、これならデッサンの見本として使えそうだと感動しておられました。

今までは、暗部はただ黒くなるだけで苦労しました。救われた気がします。というものです。NP1600なのでコントラストも高く粒状性も荒くなります。こういった実情をもっと多くの人に知ってもらうしかないですね。

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