プリント中に大きな異音とともにベルトコンベアーが動かなくなり、ベルトも半分にシワが寄ってしまった。
モーターヘッドというギアが、モーターと繋がっていてこのギアの裏側にその部分があります。
壊れたベルトコンベアーを下ろし、代わりにトレイを置きプリントを継続。
本来は、ここにA3サイズのトレイがきます。この機械QSS23型は305mmのアナログ印画紙(CA)までレンズで焼くことができます。
この装置は、印画紙のサイズにより仕分けをして印画紙を上から出したり大きい印画紙は、下の方から出します。
中央の白いブローニーーのスプールに似た所からは大きめの印画紙がでてきます。
印画紙の経路はヒーターで乾燥するようになっています。
温風のダクトからも暑い空気がでてきます。
下にあるのが、ベルトの1/2から筋が入った破損したベルトコンベアーです。
部品取用の綺麗なプリンターから取り出したベルトコンベアーです。
銀塩写真の20世紀の機械なので、当時は機械購入時にパーツリストが付いてきたものです。デジタル機ではパーツリストも付いてこないようです。という事は、分解もままならなくなると、維持費が膨大にふくれあがるでしょう。知人の会社は、中古機を導入していますので、修理したり分解しています。保守契約で縛られていますので、新品の機械を入れると、便利な反面機械自体を熟知出来ないかもしれません。
ウチでは狭い店に銀塩写真プリンターを2台入れている為に、普通のドライバーが入りません。通常のビットを交換するものは、壁と機械が近すぎて無理。そこで真中のビットを切断して100均のペンチにビットをくくりつけて、トライしました。ネット検索でも17mmというのが極薄ドラーバーがありましたが、ホームセンターで探した所13mmというのが右側のモノです。狭い所で使うのでので輪ゴムをつけて工具を落とさないように、工夫をしました。
プラスドライバーが0番1番を交換出来るようにはなってはいませんが、薄さをとるか?利便をとるかということでしょうか。
13mmは使っていて安定感があります。教訓としてはモーターヘッド・ベルトコンベアーの破損で修理では、対応が難しかったというところでしょうか。