今日は地震と、台風のさなか小方先生が杖をついて歩いておられました。子供を診てもらったり、以前から少しだけ立ち話をする事があります。
お早うございますと言いますと、最近は体力が無くなったね、昔は田中さんを２週間に一度往診していたんだよ、と昨日のように遠い目をして、言われました。
先生お幾つになられましたと尋ねると、９０になっちゃったよ、平櫛田中さんを診ていた先生だとは今日始めて知ったのですが、じゃあね！って帰っていかれました。
店の前での会話です。この店のある場所は、斉藤素厳の住んでいた場所です。斉藤素厳は有名どころでは昭和の頃の兜町の東京証券取引所の彫刻の作者として洋風の彫刻とする人というのが私の記憶です。ロダンかなと思い込んでいて、ある時、斉藤素厳だと知り、そこで、店をやっているという巡り合わせ知り感動を覚えました。
以下のサイトの田中こぼれ話がおもしろい。
http://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/about_denchu/denchu_side_story.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/平櫛田中
以前、平櫛田中さんの作品の撮影依頼がありましたが、日程があわず成立しませんでした。やはり、縁が無かったんですね。
