銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

バーコードは何を語るか?

2010.9.13

19さんのネガキャリアに最近のネガを読み込ませますと、5桁ののフィルムの情報により何処のメーカーの銘柄が出ます。これを固有のネガチャンネルとして保存しています。 当然、登録の制限があり、常用フィルムを保存するように努め、あまり古く使われないフィルムは削除します。個別のネガをノーマル・オーバー・アンダーの補正データ入れ管理をします。

富士フィルムがWEBで一部ネガの情報は公開しております。同じフィルムでも写ルンですに使われるとバーコードはネガの下部だけ?でKODAKも下部のみです。

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このような、色調・濃度・を管理する類似のチャンネルは、固定焦点レンズ(レンズバランス)、プリントサイズを管理するプリントチャンネル、技術者の管理するユーザーチャンネル、更に調節可能なところとして、ミラートンネル、印画紙の管理としてスキャナー補正が可能です。

これほど沢山の調整可能なチャンネルがあります。これらをきっちり適切に管理しなければ、良いプリントは焼けないのです。

ネガ現像は重要で、現像というケミカル処理は、ほぼ共通の処方の薬品であっても、処理量、管理で、ラボのクセが出ます。写真屋は休めないし、これがトラウマになります。写真関連の担当の営業マンが辞める時の挨拶で大学でも専門を学び、業界を離れる最大の理由は?何と尋ねましたら、業界全体が、休めない事でした。

一般のユーザーの方はあまり興味を示さないか知れませんが、いたって重要なのです。経年変化etcでフィルムがカブると、バーコードが読み取れなくなります。カメラのモルトの劣化etcで光線引きでも読み取れなくなります。

日常、使用している現像機の事以外はあまり、他のラボでどのような処理かは知りません。そう考えますと、銀塩写真の事が好きで、同様の銀塩魂を持った方のサイトがあります。現状を考えますと、銀塩写真の伝承が急務だと考えております。

その危機感を共有している方です。銀塩ウェットプロセス★モノクロ写真が専門のようですが、この方はよく勉強されていてありがたい情報です。

http://www.tokyo-photo.net/color/colornega02.html

ネガカラーに挑戦しているページのスタートです。

http://www.tokyo-photo.net/color/colornega.html

うちは、時間をかけた現像で他所さんはどんな方法かは分かりません。WEBで検索してもWIKIの情報がどうどうめぐりして、誤解した情報の再生産をしているのではないでしょうか。

しっかりした現場の情報を知りたいのであれば、広告ぽい内容ですが、写真の奥深さを知るという意味では下記が良いと思います。

富士フィルムが情報源です。

http://ammo.jp/monthly/0510/07.html

有名カメラマンが、アサペン6×7に日付けを入れたように、ある程度の固有のネガから年代が読み取れます。

であれば、記録されたメーカーの情報も整理されれば、有効なフィルムの特徴です。

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