銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

写真の強みと写真の弱み

2011.3.28

写真店の経営者の中で、よく語られているのは、メーカー業界による APS詐欺?と言う言葉で語られています。 5社連合と言って主立ったメーカーが立ち上げ、しかも今後標準化されるので、APSフィルムの販売、現像、プリントの作業が出来ないのは、写真店として失格と言う所まで、気分は追い込まれました。

しかし、結果としては、APS詐欺と言われるまで、散々な結果になりました。最低でも改造費150万~250万円位は、掛けたのではないでしょうか?それを機会に、新型のプリンターにはしりました。 メーカーの仕組んだソリュージョンに、のった多くの経営者もいたと思います。

APSフィルムは、ほとんど使われず、デジカメに移行した感があります。カメラメーカーとしては、デジカメのCCDサイズに活かされ、今でも活用されています。 CCDを製造するメーカーは、当初からCCDのサイズを㎜、cm表記をすべきなのに、インチ、しかも1/2インチと言うように、分かりずらい表現をしております。カメラメーカーも同様です。 どんだけ小さい物を分かりずらく表現しております。

以前新聞記事を取り上げましたが、生き残りをかけているのは、写真ビジネスだけというタイトルがありました。

写真ビジネスは、つぎつぎ生き残りをかけ提案しているビジネスモデルなんだ。と冷静にみると見えるもの。

さて、輪番停電から、見えてくるもの、写真は、光があれば、見ることができる、電気が止まると、バッテリーのみ、写真はその点強い。しかし、今回の被災地のニュースで、トラックで記念品や、アルバム、写真を拾い集める活動をしているボランティアがある事を知り感動しました。

お店にも、震災で、ふるさとの自宅を無くしたので、思い出の8mmビデオをDVDに3枚焼いてください。と言うお客様の依頼がありました。

家を失い、写真と言う思い出も失ったと言っておられました。

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二大フィルムメーカー大震災でが濡れたフィルムなどの対処法を発表しましたので、困っている方は下記のところでご確認ください。富士フィルムが、画像入りで説明しております。

http://fujifilm.jp/support/fukkoshien/index.html

http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/info110330.shtml

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15年程前からオリジナルプリントによる写真集をWEBサイトでとり扱っております。しかし、長いスパンでみても反響は、さっぱりです。凄い勢いで、本の電子化が進み、ジスイが日常化して、こちらにも、中古の断裁機の問い合わせがあります。

写真ビジネスは明らかに、時代に逆行して、電子化どころか、口を開けば、フォトブックです。

くり返しになりますが、出版業界は大きく電子化に進み、あと5年位で大きく変わると言う専門家もいます。そんな時代に、写真だけがフォトブックに向かうとは????? 

フォトブックの周辺用品も取り扱っておりますが、、、

数年後に、そういえば、写真業界で、APS詐欺と同義語で、フォトブック詐欺の時代と語られない事を望みます。

写真は、写真として、プリントに残すこれは時代が変わっても正攻法です。

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