銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

続ダークバッグを快適に使う方法とは?

2013.4.27

Web検索でダークバッグを検索しますと、使用した事のある経験者が汗の問題とダークバッグが上からまとわりつく問題を一気に解決したいという事で空気を送り込む(送風機を別の口から送風)方法をとっています。それはそれで、一つの解決法でしょう。しかし、アクティブフィルムを作る場合は埃を嫌います。そうするとフィルターを入れるとか、更なる問題点がでてきます。単純化してやる場合、6面体が低価格で、現実的ではないかと思います。

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6面体を支えるプラスチックが、ホームセンターで100円位で売られています。あとは17~18mmにカットしても費用がさほどかからないです。柱になる4本だけが18mm+18mm分長くなります。

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ダークバッグに腕を入れて、作業しますとゴム引きがまとわりつく問題を解消出来ます。ダークバッグの中で、35mmフィルムの長さを計る場合スケールを持ち込み手探りで83cmとか135cmを用意して黒いコンストマガジンに入れておきます。リユースする遮光紙の加工や、準備は明室で出来ます。

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例えば、暗室用品のLPLのダークバッグは3タイプあります。

45M型(450mm×420mm) 60LM型(600mm×560mm) 75L型(745mm×675mm)の3種類があります。

アクティブフィルム35mm専用巻取具の大きさは9cmです。大きい方が作業は楽ですが、どれでもOKです。画像にある6面体は一辺が30cmですから、手探りでフィルムの長さを測る時にも利用出来ます。海外でも日本製のこのようなダークボックスが使われていたようです。

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中判フィルムの利用が減少しています。アクティブフィルムをこの時期に何故という疑問が残る事でしょう。しかし、あまり使われなくなった中判カメラのフォーマットでリユース+αのアップサイクルというポリシーで中判カメラの6×4.5 6×6 6×7 6×8 6×9 6×12で様々に変化します。

新しいメディアが生まれたという現実は、貴重で面白い事です。自身で作ることができるメディアの誕生です。6×4.5というフォーマットは実質35mm×42mmです。縦横が撮影では変わりますが、全体的印象は単なるパノラマっぽいだけではありません。デザインと見ても面白いと思います。

 

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