銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

この時期こ機械の清掃とメンテナンスやっております。以前には、薬液が凍った事があります。

2013.12.31

少し気温が温かいのか、現像機の現像液の温度が15度とフィルム現像機の方が17度台です。やはりこの時期は、漁師さんが使う手袋が重宝します。普段使いはショーワグローブですが、近くのホームセンターのドイトにしか、このてのグローブの 扱いがないので、ドイトに行きます。東久留米のドイトの直ぐ手前には所ジョージさんが出た錦城高校があります。若い頃の所さんで、当時MA-1を着ていたのかな、1度お撮りした事があります。また横道に行っちゃった。この手袋TOWAというメーカーのモノを買いました。一袋に3個入った中国製と、手袋部分日本製で一個入というのがありました。手先のフィット感の良い日本製にしました。袋にある用途の中には農業・印刷・塗装・工場内での軽作業とあります。写真の周辺作業は印刷と被る事が多く、Kodakの再建のメイン母体企業は、印刷にシフトしましたし、FUJIFILMは、昔からグループ企業の中に製紙メーカー・印刷関連etcがあります。巨大産業会社ですから、写真には留まりません。エマルジョン技術は、粉体技術の進化とともにナノテクを飛び越えようとしたりしております。また中国の粒子状物質の問題や懸念される事も多い分野でもあります。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131231123631p:image

また話しが横道にそれてしまいました。

いまは昨日と今日の2日掛りで機械守をしています。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131230193157j:image

この手袋全長62cmあると助かります。薬液の入った枡を清掃するためです。用途に漁師とありましたが、知り合いの伊根漁協の漁師さんが使っていたのは、もっと厚手の長靴のようなゴム製で左右が首の後ろから紐で繋がって外れにくいものです。これは、耐油を考えての塩ビ製です。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131230193159j:image

以前座礁したタンカー事故で流失した原油が岩にこびりついた時に油まみれになりますので、その時に使うのが耐油製のモノがよくニュース映像で見た事があるかもしれません。オイルボールを取ったり岩にこびりついた重油をとるボランティアで参加した事があります。

抗菌靴下の繊維に染み込ませた銀が、今後どれだけの社会問題になるかは、私には皆目検討が尽きませんが、来年街の銀塩写真をやっている写真店が、どうなるかということが気になります。

フィルムがフィルムとして完全燃焼して燃え尽きたのか?という命題が残っています。

大晦日に思うことは、フィルムでできることを私なりの提案として、ActiveFilmというフィルムのイノベーションと考え、未来のキーワードであるソーシャル なフィルムであり、使われていない中判カメラが、もう一度リユースされる事は新たな需要喚起になります。リユースの進化系のアップサイクルなフィルムは、スプールや遮光紙をもリユースします。

フィルムラバーが、興味を持って使って頂き、こんな使い方がまだあるよ、と教えて頂ければ、こんな幸せなことはありません。

このBLOGに書いた2013年10月11日のActiveFilmのまとめを画像とともに添付します。

             ーActive Filmno 7大特徴ー

・アクティブフィルムは、中判フィルムの遮光紙をリユースして作る ecoでアップサイクルなフィルムです。

・パフォーレイションフォトと言って35mmフィルムを使う場合、抜き穴(パーフォレーション)の周辺も写せます。

・リユース遮光紙に任意のフィルムを巻いて使う為、低感度~高感度フィルムのポジ・ネガ・B&W フィルムを巻いて使えます。

・フィルムの巻き方の工夫で大型カメラのあおり撮影のような特殊な撮影が楽しめます。

・フィルムの乳剤(エマルジョン)側の通常撮影とフィルムベース面側からの二重露光をする事により、特殊効果の写真が作り出せます。

・遮光紙にフィルムのベース面側を巻く事により、特殊な色彩の撮影が可能です。

・フィルムの巻き方を工夫して故意に発生させるカブリ撮影が出来ます。

それぞれの具体的特徴を見てゆきましょう。

・アクティブフィルムは、中判フィルムの遮光紙をリユースして作る ecoでアップサイクルなフィルムです。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142553j:image

・パフォーレーションフォトと言って35mmフィルムを使う場合、抜き穴(パーフォレーション)の周辺も写せます。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142558j:image

通常の35mmフィルム同様にトリミングも可能です。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142559j:image

・リユース遮光紙に任意のフィルムを巻いて使う為、低感度~高感度フィルムのポジ・ネガ・B&W フィルムを巻いて使えます。販売されていない高感度フィルムをいれますと、中判カメラでも手持ち撮影の領域が広がります。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142601j:image

・フィルムの巻き方の工夫で大型カメラのあおり撮影のような特殊な撮影が楽しめます。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142556j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142554j:image

・フィルムの乳剤(エマルジョン)側の通常撮影とベース面側からの二重露光をする事により、特殊効果の写真が作り出せます。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142555j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142552j:image

・遮光紙にフィルムのベース面側を巻く事により、特殊な色彩の撮影が可能です。ISOの感度であったり、露出の手加減で、色彩が大きく変化します。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142604j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142603j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20131229142602j:image

・フィルムの巻き方を工夫して故意に発生させるカブリ撮影が出来ます。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20121215235753j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20121202211838j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20121202212133j:image

番外編としまして、中判カメラのフォーマットが変わるとその見え方や雰囲気も変わります。以下の画像は6×7のカメラで撮影しています。矩形の違いやフィルムのラチュードの広さをデザインと捉えてマルチな見せ方であらたなデザイン的要素が広がります。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20140102000351j:image

ネガカラーは、ラチュードが広いフィルムです。焼き手の技量により、銀塩写真の見せ方にも変化を加えることができます。デザイナーの発想によりマルチな展開も可能になる筈です。

f:id:sacano-hidetoshi_19:20140101233326j:image

f:id:sacano-hidetoshi_19:20140101233326j:image

カテゴリー

最近の投稿

アーカイブ