銀塩大好き(写真屋の銀塩写真通信)

冬の冷えた室内で、こんなものが便利かなと考えたのですが、、、

2014.2.28

銀塩写真を街の写真屋として、やっている所が、絶滅危惧種ですから、本当に狭い世界な訳です。そこに現れた方が、21年間くらいメーカー営業をやっていた方が、顔を見せてくれました。今は別な写真関連会社にいるようです。

うちと同様のQSS23型の機械は、関東では、どこかのラボにひっそりと、あるかもしれない?ということと、現行で動いているのは、不明という事のようです。

また都内のQSS26型が、どのような理由と事情でそこにあるのかを狭い世界なので教えてくれました。

20年くらい前?その方が3日くらい現像機導入時に実地でトレーニングを兼ねて指導兼お手伝いをしてくれました。その時に、今でも忘れられない一言があります。フィルムを搬送板にスプライステープでフィルムを繋ぎフィルム現像機にいれます。その作業をしながら、和歌山なまりで『今の時期は暖かいからええけど、このテープはめちゃきっちり貼っとかないと、外れる時があるからね!』という一言です。

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今後も忘れる事はないでしょう。2Bフィルムも今の時期は、難しいのです。2月で室内温度が落ちていますと、スプライステープの粘着力が極端に落ちます。

現像液の温度が約38度で乾燥時70度位になりますから、下手をしますと、外れるという事にもなりかねません。

そこで、ヘアーアイロンで暖めたらどうかと思いこんな商品を購入しました。180度にまでなるので試した所、温度が上がりすぎます。ダイヤル式で可変型の温度管理が出来る商品が見当たらず、都合のいい温度に上がったら、電源のコンセントを抜いて温度を調節をするといいのかもしれません。

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熱板の面積がこのように広いものは、なかなかありません。

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電圧のコントロールするには、このようなスライダックという電気器具が必要になります。

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60度位になるように電圧を徐々に上げて使うようにします。2点セットで使うしかありません。

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余談ですが、特許庁のWeb検索でも見ることができるので覚えておりますが、FUJIFILMの足柄工場の特許の120・220のフィルム製造機械があるようで、暗黒の中で自動的に120・220を製造しているようです。フィルムを製造する時にテープで止めていますので、その白いテープに、バーコード印刷をしてそのフィルの種類や長さが暗い工場の中でも分るようになっていて、赤外線で検知して位置を把握している様です。またテープを止める時もヒーターで熱を加えて確実なものにしているようです。

ちょっと大袈裟と言われるかも知れませんが、テープの接着を確実にするには、このような方法も一考かもしれません。

特許の文章の中で220を標準としているのか、120タイプはハーフと呼んでいるようです。ハーフと言うと、135サイズに対するハーフのイメージですが、、、

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